私が英語ニュースのメルマガ配信を開始したのが2005年。もう12年前になります。

その間、さまざまな英語ニュースや英語学習情報をお届けしていく中で、配信済みのバックナンバーは全て受信トレイに保管しています。

相当な分量なので一気に読み返す時間がないのですが、過去の文章をときどき拾い読みすると、(あ、けっこういいこと書いてる・・・)と改めて気づく場面があります。

また、先日のアンケートでは「毎回毎回、新しい情報がどんどん届くと消化するのが大変なので、ペースは多少ゆっくりでもいいです」というご意見がけっこうありました。

これまで「日刊メルマガなんだから、英語ニュースを毎日配信しないと!」という気負いが独りよがりだったことに気づき、気持ちが楽になった瞬間でもあります。

というわけで、今後、週2ペースの学習コラムでは、過去の配信分から再発見した「時事ネタ」「英語学習ネタ」を織り交ぜていくお届けします。

今回は、2005年11月20日に配信したこちらの記事「英語は頭から理解する」をピックアップ。当メルマガで採用している「英語ニュースの区切り読み」について詳しく解説しています。

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さて、平日にブログ連動でお届けしている「やさしい英語ニュース」ですが、こちらで採用している「区切り読み」について改めて解説いたしましょう。

これは、英語をその語順のまま、返り読みせずに頭から理解していく方法です。つまり、こういうことですね。

Mr. Koizumi emphasized

the importance of the Japan-U.S. alliance

amid high tensions

with neighboring countries.

さらに、2回目の区切り読みでは下のような和訳をつけています。センテンスの固まりごとに、一時的に日本語の助けを借りたほうが理解しやすいからです。

Mr. Koizumi emphasized
小泉首相は強調した、

the importance of the Japan-U.S. alliance
日米同盟の重要性を、

amid high tensions
高まる緊張の中で、

with neighboring countries.
近隣諸国との間に生じている。

最初にこの「英語ニュース」のコンテンツを考えたとき、通常の翻訳文を入れようかどうか迷いました。区切り読みの日本語は、どうしても不自然になってしまうからです。

自然な日本語にしようとすると、通常の返り読みをして、

「小泉首相は、近隣諸国との間で高まる緊張の中、日米同盟の 重要性を強調した。」

こんな感じになるでしょうか。そこで、私ははたと考えました。

私が想定している読者さんは、日本人の中で多数を占めるといわれている、初級~中級レベルの人です。

この方たちの目標は、まず、英語を英語のまま理解して、読解力とリスニング力を高めることではないだろうか、と。

日本語の語順に沿ったきれいな和訳文は翻訳の練習にはよいでしょう。

でも、それを添付してしまうと読者の方が安心して、日本語を通してニュースを理解してしまうのではないか??・・・そんな心配がありました。

そのため、あえて区切り読みの日本語訳しかつけていないのです。(それに、自然な翻訳文をつけているすぐれたメルマガは他にたくさんありますよね♪)

「やさしい英語ニュース」は、一度、日本語を介してセンテンスごとの意味をつかんでから、もう一度、英語のみの区切り読みで理解します。

Mr. Koizumi emphasized

the importance of the Japan-U.S. alliance

amid high tensions

with neighboring countries.

こういう段階を踏むことで、無理なく英文が頭に入ってくる(はず)です。

返り読みせずに頭から英語で理解できるようになると、英文の読解が早くなります。いちいち文の始めに戻って日本語に訳さなくていいわけですから。

さらに、リスニングにも大きな効果があります。そもそも、聴いた英語を頭からそのまま消化できない限り、次々と流れてくる英語についていくことはできないでしょう。

頭から英語で理解する・・・これがポイントですね。

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当時のメルマガは現在と少し形式が異なりますが、「英文の区切り読み」という大枠は変わっていません。

通常の英文和訳を付けていない理由もご理解いただけたのではないでしょうか。

以上、ご参考になりましたら幸いです。