今回のコラムは2006年1月15日に配信したメルマガを元にお届けします。

実は、この記事の内容はすっかり記憶から消えており、久々に読んでみて(なんと!よくこんなこと書いてたな)と我ながらあきれました(^^;

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今だからいえますが、ずっと若いころ、私は日本人の男性に全く関心がありませんでした。

英語の勉強に熱を入れるあまり、それに関係のなさそうなものは容赦なく排除していたからです。

映画は邦画ではなく、アメリカやイギリスの映画ばかり選んで見ていましたし、本も洋書や英字新聞が中心でした。

それと同じように、生身の人間についても、(お付き合いするなら英語圏の男性!だって、タダで英語が上達するやん~♪)なんていう打算的ですさんだ(笑)考え方をしていました。

日本人でありながら、日本的なものを排除する心の貧しさに気づいたのは、1年間スイスに滞在したときです。

現地で会った留学生の中に、流暢にドイツ語を操る日本人女性がいました。

彼女はスイスやドイツが好きで、「できればこちらに住みたい。もう、日本になんて帰りたくない」と話していたのです。

それを聞いたとき、同じ日本人として、私はとても寂しい気持ちになりました。彼女はつまり、ドイツ人やスイス人になりたがっていたのです。

それなら、日本人に生まれた事実は彼女にとって不運だったのかしら??

欧米志向に陥っていた私は、幸い、日本という国自体を嫌いになっていたわけじゃありませんでした。で、そのとき思ったのです。

せっかく日本人として生まれ育ったのだから、自分の国の社会や文化に誇りを持ち、外国人に紹介するような立場になりたい、と。

そのために、ドイツ語や、世界共通語である英語を駆使できたらどんなにすばらしいでしょう。

その思いが実って、帰国後の1998年に、私は通訳案内業国家試験(英語)に合格し、免許を取得しました。

それ以来、社内通訳や通訳ガイド、政府開発援助の技術通訳やアテンドとして、来日する外国人と日本人の橋渡しをになってきたのです。

将来、英語を使った仕事をしたくて、人と接するのが苦手でない、という方には、この通訳ガイトやアテンド通訳の仕事はお勧めです。

楽な商売ではありませんが、日本にいながらにして、世界各国の人と知り合う醍醐味があるからです。

余談ながら、外国人の男性と付き合うのは、言葉の問題以外にもたいへんな面がいろいろあります。相手の国の宗教や文化を理解する必要が出てくるからです。

以前の私のように、やっぱり外国人がよい、という女性の方も、まず、日本人男性の心理を理解しておいて損はないですよ(笑)。考えてみれば、彼らも”生きた日本文化”なんですから。

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今回のコラムを最初に配信した2006年1月は妹がハワイで挙式した直後だったようです。

「新婚の妹に、1年後も、10年後も幸せでいてほしい・・・と願うばかりです。」なんてメルマガでつづっているのを見て、当時のことをなつかしく思い出します。

その後、妹は念願の子宝にめぐまれ、10年以上たった今も家庭は円満(のはず)です。時が流れるのは本当に速いですね。