「時事英会話ディスカッション・上級」で取り上げた課題トピックの概要をご紹介します。事前に配布した英文記事を題材に、クラスでは関連設問のスピーキング訓練を中心に進めます。

※ここでは記事サンプルとして一部のみを抜粋しています。実際の記事は650~800Word程度の長さです。

The Japan News    March 08, 2017
Dispel harmful misconceptions / to help quake-hit industries’ sales

  1. With it being nearly six years since the Great East Japan Earthquake, / industries in quake-hit areas / have emerged from devastating / damage. Nonetheless, they are just halfway down the road to full-scale recovery.
  2. Corporations whose sales figures have rebounded / to their pre-quake levels / only account for 45 percent of the total. / Delays in post-quake recovery are particularly noticeable / in the marine product processing industry — / the mainstay of the disaster-stricken areas / — as illustrated by the fact / that the figure for that industry stands at less than 30 percent.

-参考【日本語対訳】-   読売新聞 社説  2017年03月08日  被災地の産業 風評被害越えて販路広げたい

  1. 東日本大震災から6年を迎え、被災地の産業は壊滅的な打撃から脱したものの、本格的な復興はなお道半ばだ。
  2. 売上高が震災前の水準に戻った企業数は、全体の45%にとどまる。中でも被災地の基幹産業である水産加工業は3割に満たず、回復の遅れが目立つ。
【単語と語句】 emerged from:~を切り抜ける   devastating(形)壊滅的な   mainstay(名)頼みの綱    disaster-stricken(形)被災した    stand(動)~を占める

英文記事サンプルの内容がだいたい理解できたら、次の各設問に対する意見を英語で表現してみましょう。
※ここでは例として設問の一部のみを抜粋しています。

– Questions for Discussion –
1. Why does it take so long for industries in the Tohoku region to recover from the disaster?

2. Do you think the central and local governments have helped quake-hit industries enough?
3. Would you buy seafood or farm produce from Fukushima prefecture without hesitation?

授業の講評 ~グループ・ディスカッションを終えて~

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今回の課題トピックでは、設問3の「あなたは福島県の海産物や農産物をためらいなく買いますか」に関する意見発表で盛り上がりました。

ここでのキーワードは「風評被害」ですね。

英文記事では「misconceptions(誤解)」という単語を使って「harmful misconceptions」「damage caused by misconceptions」と訳されており、この表現をそのまま使うのもありです。

または、「misconceptions」をもっと簡単な「rumors(うわさ)」に置き換えて「harmful rumors」「the damage caused by rumors」としてもOKです。以下のように使えます。

例) Farm and seafood producers in Fukushima prefecture are suffering from harmful rumors.
(福島県の農業生産者と水産業者は風評被害に苦しんでいる)

受講生の皆さんの意見をうかがうと、やはり生産地が少し気になる、という方が多くおられました。こちらも解答の一例を示しておきます。

例) Honestly, I would opt for food from western Japan.
(正直にいうと、西日本産の食べ物のほうを選ぶでしょうね)

課題トピックの各設問には特に正解があるわけでなく、「自分の意見をまとめる練習の場」として活用いただければと思います。

授業での「課題トピック」の位置づけと効果

「茅ヶ崎ニュース英語上級プラス」では授業の仕上げ段階で課題トピックを使用し、日本人講師が指導します。

「時事英会話ディスカッション・上級」では課題トピックが授業のメインとなり、ネイティブのプロ講師がグループ・ディスカッションをリードします。

基礎トレーニングから始まる授業カリキュラムをこなすうちに、英文読解力とスピーキング力の両方がめきめきと上がっていきますよ。向上心の強いクラスメイトと刺激し合いながら、一緒に取り組んでいきましょう!