瞬間英作文に効果があるのかどうか、学習者の中で議論が分かれているようです。

「中学英文法を使った簡単な日本語を即座に口頭で英訳する」というトレーニング法「瞬間英作文」と呼んでいます。

この「瞬間英作文」という言葉はおそらく、森沢洋介先生のベストセラー「どんどん話すための瞬間英作文」で使われ始めたのではと思います。

2006年10月に発行されて以来、10年以上たった今でも英語学習者の間で高い人気を保っているというからたいしたものです。

この「瞬間英作文」はシリーズ化されていろんなバージョンがありますが、もっとも有名なのはやはり、青い表紙の元祖「どんどん話すための瞬間英作文」ではないでしょうか。

当教室でも受講生の皆さんにこの書籍をお勧めし、授業の中でも基礎訓練として瞬間英作文を取り入れています。

実際にやってみると、初心者の方々だけでなく、TOEICで高得点を誇る中上級の皆さんも意外と基礎的な英作文でつまずくことがあります。

構成はいたってシンプルで、左側に日本語、右側に英文が並んでいる対訳形式です。見開き2ページでひとつの単元になっており、「過去形」「動名詞」など、そのページで学習する文法項目が決まっています。

英語学習者の中には、「瞬間英作文には効果がない」「使っている英文が不自然」といった批判も一部に聞かれますが、たぶん、この本の使い方を誤解しているんじゃないでしょうか。

「瞬間英作文トレーニング」はネイティブの日常表現を覚えるのが目的ではなく、あくまで中学校で習った基本英文法を使いこなすためのものです。

ネイティブがよく使うフレーズを習得するのはその後の話です。

中学校で習った基本的な単語と英文法は、全ての英語学習の土台となるものです。

瞬間英作文の文例を使った反復練習をぜひ試してください。スピーキングの基礎力が身に付いた、と効果を感じられるはずです。