「茅ヶ崎方式ニュース英語プラス・中級」と「時事英会話ディスカッション・中級」で取り上げた課題トピックの概要をご紹介します。事前に配布した英文記事を題材に、クラスでは関連設問のスピーキング訓練を中心に進めます。

※ここでは記事サンプルとして一部のみを抜粋しています。実際の記事は250~300Word程度の長さです。

February 28, 2017  (Mainichi Japan)
Man sentenced to 14 yrs in prison for stabbing female singer

  1. A court on Tuesday sentenced a 28-year-old man / to 14 years and six months in prison / for repeatedly stabbing a female singer-songwriter / after she spurned his gifts and social media messages.
  2. Presiding Judge Hiromi Abe said / defendant Tomohiro Iwazaki, / who was charged with the attempted murder / of 21-year-old university student Mayu Tomita, / “relentlessly” stabbed the victim / even after the victim stopped resisting / and described his acts as “dangerous and malicious,” / with a “strong intent to kill.”

【和訳例】女性歌手を刺した男に懲役14年の判決  2017年2月28日(毎日新聞)

  1. 裁判所は火曜日、女性シンガーソングライターに贈り物やSNSのメッセージを拒絶された後で何度も刺したとして、28歳の男に14年6ヶ月の懲役刑を言い渡した。
  2. 阿部浩巳裁判長は、21歳の大学生である冨田麻由さんの殺人未遂容疑で逮捕された岩埼友宏被告は、被害者が抵抗しなくなった後も執拗に刺したとして、「強い殺意」を持ち「危険で悪質である」と述べた。

【語句】 stab(動)刺す    spurn(動)拒絶する    charged with:~の容疑で     malicious(形)悪質な

英文記事サンプルの内容がだいたい理解できたら、次の各設問に対する意見を英語で表現してみましょう。
※ここでは例として設問の一部のみを抜粋しています。

– Questions for Discussion –
1.  What is your impression of the defendant, who stalked and stabbed a female singer?
2.  If you had been in her position, how would you have dealt with a stalker like him?
3.  What should we do to prevent stalkers’ crimes in Japan?

授業の講評 ~グループ・ディスカッションを終えて~

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日本国内のストーカー犯罪を取り上げた課題トピックです。

授業を担当したネイティブ講師によると、アメリカではこの手の犯罪が多く、もはや大ニュースにはならないとのこと。なんだか怖い世の中ですね・・・。

加害者の男は女性に危害を加えて起訴されるわけですが、「indict(起訴する)」「indictment(起訴)」の発音に注意しましょう。

綴りから想像すると「インディクト」「インディクトメント」という感じになりそうですが、実際には「c」の部分は発音せず、「インダイト」「インダイトメント」に近い音となります。

英語では綴り通りに発音しない単語が意外とあるので、初めて目にする英単語は念のために音を確認しておいたほうが安心ですね。

また、「この男は女性を折り畳みナイフで攻撃した」と彼の犯行について説明する際、英語では「He attacked her with a folding knife.」と表現します。

日本人学習者はときどき、「with a folding knife」の部分を「by a folding knife」と言ってしまいますが、犯行時の凶器を表すときは「with」を使います。

「by」は行為者を示すため、「She was attached by him.(彼女は彼に襲われた。)」のように受動態で表す場合はOKです。

ネイティブ講師との授業で、「If you had been in her position, how would you have dealt with a stalker like him?(あなたがもし被害者の女性の立場だったら、彼のようなストーカーにどのように対処したか)」という設問に対してある女性の受講生が次のように解答しました。

「If I had been in her position, I would have given up my dream of becoming a singer and stayed at home.(私が彼女の立場だったら、歌手になる夢をあきらめて家にいたと思います)」

仮定法過去完了をうまく使った解答で特に文法ミスもないのですが、ネイティブ講師が一瞬絶句した後、「Oh, how sad…」のように反応していたのが印象的でした。

「You shouldn’t let him have his own way.(彼に勝手なままをさせちゃダメだよ)」みたいな反応もありですね。

各設問に対する解答は当然ながらひとりひとり違うわけで、生徒さんの個性や性格が垣間見えて面白いです。

授業での「課題トピック」の位置づけと効果

「茅ヶ崎ニュース英語中級プラス」では授業の仕上げ段階で課題トピックを使用し、日本人講師が指導します。

「時事英会話ディスカッション」では課題トピックが授業のメインとなり、ネイティブのプロ講師がグループ・ディスカッションをリードします。

基礎トレーニングから始まる授業カリキュラムをこなすうちに、英文読解力とスピーキング力の両方がめきめきと上がっていきますよ。向上心の強いクラスメイトと刺激し合いながら、一緒に取り組んでいきましょう!