「茅ヶ崎方式ニュース英語プラス・中級」と「時事英会話ディスカッション・中級」で取り上げた課題トピックの概要をご紹介します。事前に配布した英文記事を題材に、クラスでは関連設問のスピーキング訓練を中心に進めます。

※ここでは記事サンプルとして一部のみを抜粋しています。実際の記事は250~300Word程度の長さです。

February 23, 2017  Jiji Press
Yamato to scale back on parcel handling

  1. Major parcel delivery firm Yamato Transport Co. / plans to limit the amount of packages it handles / following a request to do so / by its labor union, / it was learned
  2. The move comes / as the company, a unit of Yamato Holdings Co., aims to curb long work hours / for its delivery vehicle drivers / due to a shortage of such workers / amid its surging parcel handling / that reflects the growth of the online shopping industry.
  3. The move may have an impact on the industry, / which has enjoyed steady growth, / as rival companies may follow suit.

【和訳例】  宅配便、総量抑制へ=人手不足で労使が協議-ヤマト運輸

  1. 宅配便国内大手のヤマト運輸が、労働組合の要求を受けて、荷受量を抑制する方向で検討に入ったことが木曜日、分かった。
  2. インターネット通販の普及で総取扱量が急増する中、宅配ドライバーの人手不足が深刻化したため、ヤマトホールディングス傘下の同社がドライバーの長時間労働の抑制をめざしてこの措置を取った。
  3. 同業他社が追随することも予想され、成長が続いてきたネット通販の在り方にも影響を与えそうだ。

【語句】 scale back on:~の量を減らす   parcel(名)小包   delivery(名)配達    it was learned:~がわかった    vehicle(名)乗り物    surging(形)増加する   impact(名)影響    follow suit:後に続く

英文記事サンプルの内容がだいたい理解できたら、次の各設問に対する意見を英語で表現してみましょう。
※ここでは例として設問の一部のみを抜粋しています。

– Questions for Discussion –
1. When and how often do you use parcel delivery services?
2. Do other parcel delivery firms such as Sagawa have similar problems?
3. What do you think of the working environment for delivery drivers?

授業の講評 ~グループ・ディスカッションを終えて~

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「日本語から英語に直訳した意味」と「実際の英語の使われ方」が異なる、という場合がときどきあります。

課題トピックの英文記事にある「it was learned:~ということがわかった」もその例です。

ここでの「it」は前の英文全体、すなわち「ヤマト運輸が労働組合の要求を受け、荷受量を抑制する方向で検討に入ったこと」を指しています。

学校英語で「learn=学ぶ」という意味が定着しているため、ここを「それが学ばれた」と直訳してしまうと意味がわかりにくくなります。

「learn」には「~という事実を聞いて知る」という意味があり、「I’m happy to learn she passed the test.(彼女がその試験に受かったと知ってうれしい)」のように使います。

ここで注意すべきなのは、日本人には「知る」=「know」という感覚があるため、「I’m happy to know she passed the test.」としてしまいがちだという点です。

正確には「know」は「知っている状態」を表す動詞なので、「彼女がその試験に受かったという事実を自分が知っていることがうれしい」という奇妙な意味になってしまいます。

クラスでの意見発表の場では、「自分で英文を作る作業」を通じてこういう間違いやすいポイントに気づいてもらうのが重要な点です。

授業での「課題トピック」の位置づけと効果

「茅ヶ崎ニュース英語中級プラス」では授業の仕上げ段階で課題トピックを使用し、日本人講師が指導します。

「時事英会話ディスカッション」では課題トピックが授業のメインとなり、ネイティブのプロ講師がグループ・ディスカッションをリードします。

基礎トレーニングから始まる授業カリキュラムをこなすうちに、英文読解力とスピーキング力の両方がめきめきと上がっていきますよ。向上心の強いクラスメイトと刺激し合いながら、一緒に取り組んでいきましょう!